暑さをのりきるお灸の力!!
香川県高松市郷東町 鍼灸治療院
はり灸・マッサージCalmの中原です。
夏が近くなるにつれて暑さが目立ってきましたが、みなさんはだるさや、疲れを感じてはいませんか?
今回は夏バテを予防するお灸の力を解説してまいります。
目次
◆なぜ夏バテにお灸?
夏バテは、季節の変化や室内外の温度変化により自律神経の乱れが生じ、だるさや疲れを感じやすくなっている状態です。
このような時こそ、お灸により自律神経を整えて夏バテ予防をするのが良いでしょう!
■耳灸で自律神経を整える
邵氏温灸器という間接的なお灸を耳元に置いてあげることで、自律神経を整え手足末端まで血流が行きわたり、だるさや疲れやすさを改善してくれます。
■台座灸でセルフケア
ドラッグストアにも売ってある台座灸を使うことで、お家でセルフケアができることもお灸のメリットです。
・湧泉:夏バテでだるさや疲れを感じるときにお灸すると元気がでるツボです。
足裏で指を曲げた時にできるくぼみにとります。
・三陰交:室内の冷房で冷えを感じたり、生理痛が気になるときに良いツボです。
内くるぶしから骨にそって、指4本分上で骨の際にとります。
・足三里:消化器系に働きかけ夏バテによる食欲不振に効果的なツボです。
ひざ下から指4本分下で膝外の筋肉(前脛骨筋)上にとります。
◆お灸の注意事項
お灸の注意事項を確認してセルフケアをしましょう!!
■使用できない部位
顔面部や粘膜・傷がある場所はお灸は使用できません。
■使用を気を付ける人
糖尿病や血行障害のある人は、使用前にお医者さんに確認をとりましょう。
妊婦さんもやけどしやすいので、使用の際は十分注意して使用しましょう。
■台座灸の使い方
台座灸は裏面がテープになっているので、先に火をつけてからツボに張り付けましょう。
使用回数は、温かさを感じたらそこで終わりにしましょう。
繰り返しするとやけどの原因となります。
使用後は水につけるなどして、後始末には気を付けましょう。
◆夏バテ予防策4選
お灸のセルフケアと並行しておこなうと良い4つのセルフケアをご紹介します。
■水分補給はミネラルも
夏場に水分補給は当たり前ですが、みなさんは水分をなにで摂取してますか?
コーヒーやお酒などは利尿作用が強いので水分補給としては適しません!
ですので、麦茶や硬水などミネラルも一緒に補給できるカフェインレスな飲み物が水分補給には適しているでしょう。
■消化吸収のよい食事
夏場は食欲不振になりがちなので、消化吸収のよい食事をとり、胃腸に負担をかけないようにしましょう。夏場は夏野菜をとることで水分補給にもなります。
■適度な運動
外が暑くなってくると運動も難しくなりますが、日ごろの運動習慣は筋肉を動かすことで全身に血流を行きわたらせだるさや疲れやすさの防止となります。
運動の時間帯や場所に気を付け、熱中症対策をしっかりして運動に励みましょう。
■質のよい睡眠
暑さにより寝苦しさや、冷房の効きすぎで冷えや・だるさを感じてしまい睡眠障害がでてしまうのも夏場に多いです。
睡眠環境を整え、自分にあった空調管理で質のよい睡眠を意識しましょう。
◆まとめ
お灸は温めることから、冬場に活躍するイメージが強いと思いますが、夏場のだるさ・疲れやすさにもお灸の力は十分に発揮されます。
心地よい熱さは、リラックス効果もあり日ごろの疲れをリフレッシュできます。
夏バテで気味の方は気軽にご相談ください。